人は何のために物を手に入れそれを身に着けるのだろう。それは愛なのか。では、愛とは何だろう。それはきっとそこにある本質と一体になること、そうに違いない。
あの頃のことをもう一度思い出せば。
こだわりのスカーフである。横浜の地場産業といわれていたスカーフ製造に
多少なりとも関わっていたことから、業界が衰退していく理由の一つが確固たるブランドが無いことであると分かっていた。けれどもその確立の難しさを知って
いたから、動きはあったのだが、中々大きな流れにはならなかった。「横浜伝統スカーフ」はあるのだが、そんなものでは生温いと言う思いを込めて「非伝統」
としたのであった。
そして月日は流れ、地道な努力は「ミキちゃんベイビー」へとつながるのである。Mikkiouなるブランドの確立に向けて、かの「君の前に道はない」を実践しているのである。
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