絵本「目と舌の憂鬱」
「ミキちゃんベイビー」から1年、ミキベビの次はなにをするべきか模索するの絵本。
ミキフィッシュちゃん半魚人ベイビー2011から6ヶ月、ミキベビの終焉は近い。
THE LIBRARY 2011 「本」形式の作品による展覧会
2011年8月16日(火)〜8月27日(土) 東京・神宮前 TOKI Art Space にて開催
普段の生活・変化する日々・変化の無い永遠の日々・それぞれが交差する物語であります。題して「目と舌の憂
鬱」。画像は常に目と舌がこちらを見ています。二つを除いて全てが僕の目と舌です。これは絵本ですから、目と舌が主役です。だからそれらをしっかりと見て
ください。そして、彼等が語ることが小さく文字で書いてあります。そしてそれは憂鬱な日々なのです。
人は変化と安定を求め、さまよいます。日々の生活に変化が無いと、とても詰まらないのです。だからと言って常に変化があって追い立てられることにも耐えられません。適度な変化と適度な安定。中々もって我がままなものですが、そういうものです。
僕は常に他と違った変わったものや、自分だけの特別なものを探します。なぜそうするのかは、よく分かりませんが、自分がここに居るのだと強く意識するた
めのような気がします。それが喜びにつながっているのです。けれども、せわしなく探すのでなく、何もしないでジッとしていることも好きです。
冒険と休息。冒険のための休息か。休息のための冒険か。彼等の憂鬱な日々は続きます。
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