絵本「青の日々」
絵本「赤と黒の時間」から1年、色々やったが今まで青へのこだわりはなかった。とはいってもただ青くしだけだが、こういう時もあってよい。
絵本「青の日々」について (本文の羅列)
青い海にブルーの鳥が浮かぶ。さて、今宵は「青の日々」だ。鳥さん、鳥さん。私はどこへ。 成り行きで作られて何となく事が運んでそしてできてしまう。それは幸せな時だ。それ以上の事はないからだ。そんな時は全てがブルーだ。お目々が二つお目々が二つ。お皿がたくさんお皿がたくさんお皿がたくさん。ブルーの影それは幸せな時だ。それ以上の事はないからだ。そんな時の歌はソーラン節だ。ブルーグレイの鳩のような物がいる。何かを探しているに違いない。見つかるといい。成り行きで作られたそれは大空を飛び回るまでもなく。ぐるぐると空中を浮遊する。それは幸せの一つの形だ。お目々が二つ隠れている。しかも靴の裏側だ。あんたの勝手だけれど午後の日が当たる地下の階段。これはかなり怪しい。でも恐れるような事ではない。幸せの一つの形だ。終わりそうな青い時だ。1秒後にはセピア色の世界だ。時間といえばあるところでは停止して別のところでは流れる。青い午後。ブルーの中で知ってか知らでか空間に溶けてしまう鳥さん。さようなら鳥さん。一つ目の自画像だって青だ。青に浮かぶ日々。夏も終わる。とにかくブルーだから静かに黙っていよう。明日になればピンクになるさ。青い、青い街だ。渦巻舌はそこを管理する何かだ。そう何かだ。ここまで来るともう勘弁してくれとなるところだが負けないミキちゃんだからしてビールを飲んで頑張るぞ。素敵な青舌しっかりと張り付いて離れないぞこれでよし。この色はいいかもしれない。黄色が入っているから冷たいブルーではないけれど、やはり静かな青の魅力はあるぞ。はっきりとしないブルーは時間のように流れる。金属そのものであり、猫のように飼いならされた凶器の末裔は何をすべきか考えている。青く染まる飲み物今宵はブルーさあ全てを青くしよう。舌だけは赤くなくてはいけない。そうしてブルーは終わることに。
第44回東京展・絵本の部に出品。2018年10月7日(日)〜10月14日(日) 東京都美術館にて開催(写真の部)
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